「重陽」とは9月9日にあたり、古来中国に起源する五節句のひとつ。
中国で縁起が良いとされる陽(奇数)の中で一番大きな数字が重なる日として
重陽と言われている。
ひさしぶりに訪れたホテイ堂
工場長が「ちょっと早いけど・・・・」と【練切ー重陽】を造っていました。
手細工で形を整え、唯一の道具である三角べらで菊の花びらを勢いよく刻んでゆきます。
季節を御菓子がすいとり、御菓子で季節を感じる。
容赦なく発信される現代の情報にはない、確かなメディアが和菓子にありました。
古代中国で菊は「翁草」「千代見草」「齢草」とも呼ばれ、邪気を祓い
長生きする効能があると信じられていました。
日本画のように練切を練り重ね、半透明の橙色をつくります。
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