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「池本喜巳写真展」
鳥取市栄町のギャラリー槐にて、6日から14日まで行われます。
本日3月5日の日本海新聞に紹介文を寄稿しました。
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_広沢虎造を朗々と唄いながら、おるか〜?と事務所を訪ねてきてくれる写真家
池本喜巳さん。鳥取市で建築設計事務所を開いた私は、いつか池本さんに建築写
真を撮ってもらうのが夢だった。
_ようやくその夢が叶いここ数年は手掛けた住宅を撮影してもらっている。撮影
時におまいさんはどこから撮ったのが必要だ?と問われるが私の都合のいい眼で
注文するカットにレンズの目は誤魔化せないのだと手厳しい。
_池本さんは現実を見ている。見えるものとその影に見え隠れする事を的確に見
極めて時代の記憶を長年にわたり撮り続けている。それは氏の人生の大半を費や
して氏の生きた時代を次の世代につなぐ大きな仕事でもある。
_写真集「そでふれあうも 1974-1990」などから、今ではもう入手できない印画
紙にプリントされた貴重な作品が多数展示される今回の写真展。
_何気ない日常、例えば朝日の差し込むダイニング、夕闇に溶けてしまいそうな
部屋の片隅、薪の燃える静かな夜。確かな目で切り取られた1枚のモノクロ写真は
建築の空間を驚く程豊かにしてくれる。
_とかく建築屋は白い壁をつくりたがる。その壁は窓につながりその窓は外につ
ながる。絶妙なバランスで配置された白い壁は何かがくるのを待っている。
シェド建築設計室 澤年彦
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『池本喜巳写真展』あすからです。
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澤ボスご無沙汰しております。日本海読みました。
_池本さんは現実を見ている。見えるものとその影に見え隠れする事を的確に見極めて時代の記憶を長年にわたり撮り続けている。
_何気ない日常、例えば朝日の差し込むダイニング、夕闇に溶けてしまいそうな部屋の片隅、薪の燃える静かな夜。確かな目で切り取られた1枚のモノクロ写真は建築の空間を驚く程豊かにしてくれる。
~このあたりは澤さんならではの表現ですね。「見えるものとその影に見え隠れする事を的確に見極めて…」
~そうですね。我々に見えないもの、気づかなかった物事を丁寧に誠実に示されたのが池本先生や澤ボスのこれまでの仕事だったのかもしれません。なかなか報われないことではありますが。
ご活躍を祈念しています。それではお元気で。
KM様
ご無沙汰しています。ありがとうございます。
すてきな展覧会です。ぜひご覧下さい!
エコ・コンテスト受賞おめでとうございます! しかも茶室のある家! 喜びもひとしおです。ところで、昨日池本先生の個展にもお邪魔してきました。以上お祝いとご報告でした(笑)。
さっそくのお祝いのお言葉とご報告(^^)有り難うございます。
コンテスト受賞報告もアップさせていただきました!
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